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園について

絵本を柱にした保育を

人間だけが、 映像を見ないでも、文字だけで空想して物語を理解することのできる動物であると思う。この大切な機能を十分に生かしていきたいと思う。
自分以外の人間になることはできないので、他人の人生を生きられないし、感情や痛みも知ることができない。しかしながら多くの本に出合うことによりその何パーセントかは自分のものとすることができるので、大人も含めた人間にとって本はとても重要なものであると思っている。
その前段階の年齢である今、将来本を読める人になってもらう為に、絵本を活用していこうと考えている。 活字のみの大人の本と違い、絵という芸術作品に出合えるという利点もある。普通の絵画であれが1枚でそのストーリーを表しているのだが、絵本の場合はその素晴らしい絵画が複数枚綴られており、贅沢な芸術作品に出合える。
登場人物を通して自分の知らない世界や感情と出会い狭い自分だけの心から幅広く見ることのできる視野を獲得することができると信じている。
園に在籍する年齢の時期に絵本を多く取り入れることの重要性を感じている。
よく言われているように、絵本に書かれていることを現実感を持って受け取ることができるので、絵本の文字を読むようになるまでの時期はとくに重要である。
また読み聞かせとは別に、絵本に深く入り込めるように“おはなしの国にはいってあそ ぼう”を行うことで、その世界により深く入り込み、また仲間と同じ世界観を楽しむ喜びを共有するチャンスを与えていきたい。

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